物理療法は電気刺激、温熱刺激、衝撃波などの物理的エネルギーによって、対象となる体の部位の生体反応を利用することで、障害された機能の改善を促していきます。単独の治療法としてはもちろんのこと、運動療法をサポートする形でも取り入られることが多くなっています。
当院では従来の低周波干渉波治療器や牽引治療器の他に、超音波、ハイボルテージ低周波・微弱電流、拡散型体外衝撃波を用いて、専門知識を持ったセラピストが治療を行ないます。以下に当院で行う物理療法をご紹介します。
物理療法 治療機器のご紹介
当院では、以下の治療機器を導入しております。
どの様な治療効果が期待できるかなどを交え、導入治療機器のご紹介をいたします。
※物理療法についてのご不明な点等ございましたら遠慮なくお問い合わせください。
アクアタイザー(ウォーターベット)
水圧を利用した全身のマッサージ器です。水独特の浮遊感で柔らかくコリをほぐし、リラックス効果が得られます。
ラクシア(エアマッサージ器)
空気圧により歩行運動に代わって血液の循環を促進します。症状や体調に合わせて4種類のマッサージモードがあります。むくみが気になる方や下肢の疲れ・こりをほぐす他に神経痛、筋肉痛の緩解などが期待できます。
エスカレスト(高電位治療器)
体全体を電位で包み込むことでイオン効果をもたらし、血流改善を促します。
特に「頭痛」「肩こり」「不眠症」「慢性便秘症」に効果が認められています。
スーパーカイネSK-10WDX(干渉波治療器)
4つの筋肉刺激モードを搭載し肩こりや腰痛・膝周囲など、硬くなった筋肉の痛みを和らげます。
スーパートラックST-3CL(自動牽引器)
4つの筋肉刺激モードを搭載し肩こりや腰痛・膝周囲など、硬くなった筋肉の痛みを和らげます。
オステオトロンV(超音波骨折治療器)
低出力パルス超音波(LIPUS)の音圧効果により、骨癒合までの治療期間を約40%短縮します。骨折治療に有効です。
エスパージ(電気刺激治療器)
末梢神経を刺激して痛みを和らげるTENS、筋肉を刺激し運動させるEMS、損傷した組織を修復するMCRの3つの電気刺激モードが使用可能です。
アスリートミニⅡ(微弱電流治療器)
マイクロカレント(MCR)と呼ばれる微弱電流を患部に流すことで、組織の修復を促し筋肉痛の軽減に有効です。
フィジオ アクティブHV
フィジオ アクティブHVは、ハイボルテージ電気刺激治療器とも言われています。皮膚に装着したパッドから高電圧電流を流すことで皮膚抵抗を減らし、低刺激感のまま深部まで電気刺激を到達させます。急性外傷の疼痛緩和や治癒促進に効果的です。
フィジオソノ(超音波治療器)
治療部位に合わせて浅部、深部、広範囲のモード選択が可能なため、損傷部位に合わせた温熱治療が可能です。ハイボルテージ電気刺激治療器と接続すると温熱治療と電気刺激治療を同時に行うことが可能で、治療効果を高めてくれます。
フィジオ ラジオスティム(高周波温熱機器)
当院では医学分野で使用されているラジオ波を利用した治療器を導入しています。ラジオ波は美容の分野で以前から利用されていましたが、近年ではトップアスリートがコンディショニングに愛用するなど、スポーツ分野での活用が増えています。ラジオ波治療の最大の特徴は、硬くなった筋肉など体内の抵抗の高い部位に温熱が自然と集中する点にあります。スポーツだけではなく肩こりや腰痛と行った筋肉の緊張緩和にも有効な治療法です。
どんな作用があるの?
ラジオ波は体の表面を温めるだけではなく、内部から熱を発生させる事で、体の深部を温められることができます。
どうやって使うの?
ラジオ波は専門知識を習得したセラピストが扱います。使用時間は数分から10分程度で、セラピストが治療を行いながらラジオ波を患部に伝えることも可能です。
どんな所で使われている?
近年では痛みや怪我の治療や予防に応用されはじめ、スポーツの現場で活用されはじめています。