体外衝撃波治療

体外衝撃波治療器(ショックマスター)

当院では体外衝撃波治療を採用しており「集束型」「拡散型」を患者様の状態に合わせて機器を選択し、治療を行っています。

世界65カ国で使用されメジャーリーグで活躍している大谷翔平選手をはじめ、多くのスポーツ選手も取り入れている体外衝撃波治療は、全身の筋・腱の炎症などによる慢性的な痛みに悩んでいる患者様に有用な効果が得られる治療機器です。

以下の外部サイトから大谷翔平選手が体外衝撃波治療をされた際の感想などもお読みいただけます。

≫ 拡散型ショックウェーブ(大谷翔平選手の感想)

※治療後の効果や感想は個人差がございます。

体外衝撃波治療とは?

エネルギー流束密度の図

「衝撃波」とは、いわゆる「圧力の波」のことで音波の一種です。気体や液体、個体の中を、音速を超えて伝わる圧力の波を「衝撃波」と呼び、もともと医療では、腎臓結石などに対して体外からこの衝撃波を与え、外科手術をおこなわずに石を砕く「体外衝撃波治療」に利用されてきました。その後、骨折や偽関節等の治癒促進、難治性腱症や腱付着部症など軟部組織の疼痛治療といった整形外科領域でも注目され、応用されるようになりました。

体外衝撃波治療の特徴

体外衝撃波の効果は大きく2つあります。

即時除痛効果 組織修復効果
痛みの原因となる自由神経終末を破壊・減少させ、その場で痛みが和らぎます。 幹部の血流改善効果および血管新生を促進する成長因子の産生が起こり、組織修復が促進されます。

衝撃波治療器について

整形外科領域で使用される体外衝撃波治療器には集束型拡散型の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。2つの機器の違いについて説明していきましょう。

集束型の特徴

集束型体外衝撃波治療器は、広いデバイス先端面から発生させた衝撃波を中央に集めることで、より大きな衝撃波として患部に照射可能な治療器です。

当院が導入している『DUOLITH®SD1T-TOP ultra(デュオリス SD1 ウルトラ)』は、STORZ MEDICAL社独自開発の円筒型衝撃波コイルにより、安定した衝撃波エネルギーを発生させるとともに、2種類のスタンドオフを付け替えることによって、衝撃波エネルギーの到達深度を調整できるため、より安全に、また効果的に治療を行うことが可能となっています。また拡散型と比較して10倍以上のエネルギー出力があり、その分だけ高い治療効果が期待できます。

集束型の場合、限局した病変、例えば肘腱付着部炎や骨障害の治療において、患部のみにピンポイントで強力な衝撃波を加えることで高い効果が期待できるのです。
また出力の上げ方も患者様の痛みの感じ方に応じて徐々に上げていくため、痛みに弱い方や小児の患者様へも使用しやすい特徴があります。

そして集束型の最大の特徴が骨組織への治療効果です。
集束型はその高いエネルギー出力で骨細胞を刺激し、骨折部の骨癒合を促進する効果があります。
そのためスポーツによる疲労骨折や偽関節(骨が付かない)、早期の離断性骨軟骨炎(野球肘)などに良い適応があります。また加齢からかなる変形性関節症(膝・股関節・足首・肩など)の際に生じるB M L病変(骨髄浮腫)に対しても一定の効果が期待できます。

骨折がなかなか治らない/早く治したい、手術を勧められたけど今すぐできない/したくないといった場合に、集束型体外衝撃波治療器が有効です。

拡散型の特徴

拡散型衝撃波は、連続したピストン運動によって発生させた衝撃波を利用します。
デバイス先端面は500円玉程度の狭い面積です。出力はデバイス先端が最も高いのですが、距離が深くなるほどにその出力は拡散しながら減弱していきます。
そのため患部が浅いもしくは広範囲の場合に適しています。一度に広範囲を対象とする「拡散型」は、患部周囲の筋肉や脂肪全体を振動させる効果も認められるため、慢性腰痛など、MPS(筋・筋膜疼痛症候群)やタイトネス(筋肉の柔軟性不良)の改善、筋膜リリース効果、関節拘縮などに有効です。

当院の体外衝撃波治療の特徴

その1 集束型と拡散型の2種類の体外衝撃波治療が受けられます

当院では集束型と拡散型、両方の体外衝撃波疼痛装置を導入しており、付着部炎の発痛点に対して集束型を使用して除痛を図り、周辺の筋肉に対しては拡散型を使用して症状の改善を図ることが可能です。

また集束型は主に自費診療(一部保険適応)、拡散型はリハビリテーション(保険診療)の中で行います。
ステロイド注射で効果がない方、長引く痛みに悩まれている方はお気軽にご相談ください。

≫ 集束型体外衝撃波治療の料金について

集束型 拡散型
治療範囲 狭い 広い
到達深度 浅い~深い 浅い
出力 高い 低い
適応組織 、腱、靭帯 筋肉、腱、靭帯
治療間隔 1~4週間 1日~1週間
治療回数 1~4回ほど 1~12回ほど

その2  PRP療法とのハイブリット治療

PRP(多血小板血漿)療法と体外衝撃波治療は、患部の再生を促進する点で相性がいい治療法です。
例えば、変形性膝関節症(膝の軟骨が減って痛い)の患者さんの中には、軟骨を下支えする骨内にまでダメージがある事があります(BML:Bone Marrow Lesion病変)。この際にヒアルロン酸注射やPRP療法だけではどうしても効果が少ない場合、PRP療法の直前に患部に対して集束型衝撃波を照射する事で治療効果を高められる事があります。この様に、当院ではPRP療法と体外衝撃波のハイブリット治療もおこなっています。

当院では体外衝撃波の導入以降、ステロイド注射を行う回数が大きく減りました。体外衝撃波治療はステロイド注射を減らすことができる有効な治療法だと言えます。

WEB受付・予約
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電話受付
050-5491-4496
042-512-9320
クリニック名
西国立整形外科クリニック
診療内容
(診療科目)
一般整形外科、リハビリテーション、スポーツ整形外科、骨粗しょう症、漢方内科
住所
〒190-0021 
東京都立川市羽衣町2-49-7
アクセス
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    「国立駅」から車で7分
診療時間 日祝
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休診日:水曜・土曜午後・日・祝
*受付は診療開始10分前から行います

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